お口の乾燥を防ぐ
2024/06/04
梅雨も目前ですが、いかがお過ごしですか?暑くなる日も増えてきましたね
通常、お口の中は湿った状態が保たれていますが、そのカギとなるのが唾液です。
唾液は健康な成人で1日あたり1〜1.5リットルも分泌されるといわれており、この分泌量は1日の中でも変動があります。食事や会話など、唾液腺が刺激されるような場面では唾液分泌量は増え、就寝時などには減ります。
唾液には大きく分けて6つの働きがあります。
・自浄作用…適度な粘性をもった唾液は、お口の中の汚れを洗い流し、むし歯や歯周病を予防します。
・緩衝作用…お口の中を中性に保とうとする作用で、むし歯菌が歯を溶かそうと作り出した酸に対して働きかけ、中和することでむし歯を防ぎます。
・再石灰化作用…むし歯菌の酸により溶けかけた歯のエナメル質を修復してくれます。
・抗菌作用…唾液に含まれる免疫物質や酵素により、菌やウイルスから体を守ります。
・消化作用…唾液に含まれる酵素(アミラーゼ)により、でんぷん質を糖に分解して消化を助けます。
・湿潤作用…お口の中を潤して粘膜を守るほか、食事や会話をスムーズに行えるようにします。
このように、唾液はお口の中に様々な作用をもたらすため、お口の中だけでなく全身の健康
保つために欠かせない大切な要素なのです。
一方、お口が乾燥すると、外部から侵入してくる菌やウイルスから口腔内を守ることができず感染症を引き起こしたり、粘膜が傷つきやすくなりさらにそれが口内炎になったり、口臭を感じやすくなったりします。乾燥はお口の大敵なのです
では、お口の乾燥を防ぐためには何ができるでしょうか?✨
・適度に水分補給をする
・加湿器などを使用し、部屋の湿度を40〜60%にする
・口呼吸をしないようにする
・塩分、香辛料、カフェインなどの刺激の強いものは控える☕
・リップクリームやワセリンで唇を保護する
・食事はよく噛んで食べ、唾液の分泌を促す
また、疾患やお薬の副作用により唾液の分泌量が減少する場合もあります。
お口の乾燥にお悩みの方は、当院にご相談ください。
藤田歯科 豊中ステーションクリニック:https://fujita-dentistry.com/
〒560-0021 大阪府豊中市本町3-1-26 ティオ阪急豊中内 1F
フリーダイヤル:0120-469-418
直通電話:06-6846-7700
電車でお越しの方:
阪急豊中駅下車。北改札⑨番出口前
駅直結施設(ティオ阪急豊中)内 1Fキコーナ向かい