セレック1 Day 治療
2024/06/04
セレックとは、ヨーロッパやアメリカを中心に広がる歯科用機械です✨
初めて耳にする方もおおいとは思いますが、世界で 1,000 万以上の症例など、20年以上の実績を持っています。
口腔内を 3D で撮影し、精密デジタル機器で型取りを作ります。そしてセラミックをコンピューターの制御によって、詰め物の形に削り出します。
つまり、精密な精度で補綴物を作製できる治療です。
補綴歯科には他に、クラウン(歯がぼろぼろになった場合、歯茎の中にある根の部分に金属の芯を入れて歯を造る治療)、ブリッジ(両脇の歯を土台にして、人工の歯を橋のように架ける治療方法)などがあります。
しかし、クラウンは被せ物の為、虫歯の再感染率が起きやすく、被せた歯が染みたりします。
ブリッジは金属部分が多く歯茎が黒くなったりします😢
セレックの特徴は、4 つあります!
1 つ目は虫歯の再感染率が低い事です。
銀歯などは、銀歯を入れる際に歯との隙間をセメントで埋め、セメントと銀歯の摩擦力でくっつけているだけです。
その為、入り込んだ虫歯菌により、また虫歯が広がってしまうパターンも多くあります。
中のセメントも劣化してくるので、古い銀歯の中で、歯が真っ黒になっていたという事も多いです。
セレックは銀歯と違い、セメントと歯が直接接着するので、2次的に虫歯を作りにくいのです。
セレックで使用するセラミックは、熱膨張率が天然歯とほぼ同じである為、保険の金属のように、歯と歯の間にすき間を作ることがなく、長年使用しても、すき間から虫歯が再発するのを防ぐことができます。
そして先進の接着技術を用いている為、歯とセラミックを、科学的に一体化させることができ細菌の侵入を防ぐ事ができます。
他にも、仮蓋の期間が無い為、虫歯の再感染が圧倒的に起きにくくなっています。
本来、型取りをした後に、銀の詰め物が出来上がるまでの間、仮蓋をしなくてはなりません。
仮蓋は非常に気を遣わなくてはならず、シンナーのような刺激臭がしたり、食事の際に噛みすぎないようにする、ガムやキャラメルに弱かったりするので、ストレスが多いです。
2つ目にも繋がるのですが、仮蓋の期間が無い事は、治療回数や通院開封が減らせるという
事も大きなメリットの一つです。
2つ目の特徴は、治療期間が短い事です。
従来の補綴治療の場合はいくつかの工程を挟み、約 1 週間~10 日はかかっていました。
なぜかというと、従来は歯科医院で歯型を撮った後、歯科技工所へ送り、製作した修復物を医院に返送してもらうという流れをとっていたからです。
セレックは最先端の 3D カメラで患部をスキャンし、機械がデータを元に詰め物を作製します。
治療時間を短縮でき、非常にスピーディーです。
治療回数が少なくなる為、時間を有効利用できます。また、歯型を取る必要が無いので、その日に装着することができます。
従来の銀歯やブリッジなどの歯科治療では、歯型取りをする為に粘土状の物を口に入れ、数分間動かないよう我慢をしなくてはいけませんでした。
しかしセレックは数分間スキャンするだけで、精度の高い詰め物ができ、ストレスも減ります。
3つ目の特徴は仕上がりが綺麗という事です。
銀歯の場合、口を開けた際に相手から見て黒く見えてしまいます。
セラミックは透明感があり、歯の本体の色を拾うので、仕上がりが自然です。
高品質のセラミックを使用して詰め物や被せ物を製作します。
セラミックは天然の歯に近い白さや光沢、透明感が特徴です。セラミックは変色しにくく汚れも付きにくいため、美しさを保ったまま長く使用できます✨
4つ目の特徴は長持ちするという事です。
通常の治療だと、型取り後に仮封して過ごす間に、口の中のバイ菌に感染するリスクがありますが、1 回の治療だとそのリスクを抑える事が出来ます。
一般的な銀歯であれば、平均 5~7 年が耐久年数です。
先程、銀歯は虫歯の再発率が高いと書かせて頂きましたが、材質的に劣化が早いのです。
セレックで作製したセラミック冠は、9 年後の残存が 91.6%、18 年後の残存率が 84.4%という臨床結果が出ています。
そしてセレックでは先進的な接着技術を用いますが、削った歯の新鮮な面に清潔な状態でセラミックを接着できるため、本来の接着力を十分に発揮することができます。
ただ、セレックにも問題が無い訳ではありません。
セレックの場合のトラブルは破折です。
なので、ある程度セラミックの厚みが必要です。
一方、金属の場合は、厚みはそれほど必要ありません。
こう書くと、セレックは多くの歯を削られるのに対して、金属はあまり削らなくて良いと思うかもしれません。
しかし、セレックはセメントによって、ほぼ完全に歯と一体化します。
例え歯を削ったとしても、もう一回歯が蘇る様な物なのです。
それに対して、金属は接着材で接合しないので、歯との間に一定の隙間が有るのと同じです。
問題はセレックには精密な技術が必要だという事です。
セレックにはセレックの歯の削り方をしなければなりません。
セレックの様なセラミックの治療は、専門的にやっていないとトラブルが多くなってしまいます。
セレックを専門的に行っている、技術のある歯科医院に行くことをおすすめします。
セレック治療がお勧めなのは、以下に当てはまる方です。
・銀歯を自然な白い歯に変えたい方
・虫歯の再発を防ぐ治療を希望される方
・精度の高い治療をお望みの方
・最新技術に興味をお持ちの方
・治療を短期間で完了したい方
・来院回数をできるだけ少なくしたい方
・むし歯や歯周病のリスクが気になる方
・口臭が気になる方
・金属アレルギーが気になる方
藤田歯科豊中ステーションクリニックでもセレックの症例数は多くあります😁
また、患者様に満足していただけるように、セレックシステムのような最新の治療法を随時取り入れておりますので、何か不安な点やご質問などがございましたら、スタッフまでお問い合わせください🎶
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