通常の歯ブラシで歯を磨いているときに、磨きにくいと感じた場所はありませんか?そのようなときに便利なのが、ワンタフトブラシです。今回は、ワンタフトブラシの使い方についてご紹介します。

 

〇ワンタフトブラシとは

通常の歯ブラシは毛束が3列~4列でヘッドが長方形ですが、ヘッドがコンパクトなものを選んだとしても、奥歯や歯列に凹凸のあるところ、ブリッジの周りなど磨きにくいところはどうしても出てきます。ワンタフトブラシとは、ヘッドが小さく毛束も1つの歯ブラシです。毛束の形状は鉛筆のように先端が尖っています。通常の歯ブラシでは磨きにくいところも、ワンタフトブラシであればテクニックいらずで磨くことができるとても便利な歯磨きツールです。

 

〇ワンタフトブラシの使い方

一般的な歯ブラシと同じように、鉛筆をもつように軽い力で握ります。尖っている毛束の先が磨きたいところにしっかりフィットするように、ワンタフトブラシを歯面に当て、小刻みに動かすように磨きます。使用後は流水下でしっかり洗い、よく乾燥させて保管します。交換の頻度も歯ブラシと同様で、1カ月程度で新しいものに変えるようにしましょう。

 

〇ワンタフトブラシはどこに使う?

・生えかけの親知らずや奥歯

生えかけの親知らずやお子さまの第一大臼歯(6歳臼歯)は手前の歯よりも低い位置にあるため、通常の歯ブラシではなかなか届きません。そのような場所でも、ワンタフトブラシはヘッドが極小サイズなので、ブラシが奥まで簡単に届きます。

 

・歯と歯の隙間が大きい場所

歯と歯の隙間が大きく、歯ブラシでは磨きにくいけれど歯間ブラシを通すには隙間が大きすぎる…といった場所も、ワンタフトブラシであればしっかり毛先をあてて磨くことができます。また、歯ブラシでは磨きにくく汚れが溜まりやすい孤立している歯の周囲も、ワンタフトブラシであれば隈なく磨けます。

 

・歯列に凹凸がある場所

八重歯のように歯が重なっていたり歯列に凹凸がある場所は、通常の歯ブラシで磨いても毛先が届きにくく、きれいに磨くのが難しい場所です。そのような場合にも、ワンタフトブラシであれば歯と歯の隙間にも毛先がしっかりとフィットします。

 

〇まとめ

今回はワンタフトブラシの使い方についてご紹介しました。選び方や使い方に不安がある方は、遠慮なく歯科衛生士までご相談くださいね。