先週末土日に、院長が先月に引き続き顎顔面矯正セミナーへ行って参りました。IMG_6447最前列でがっつり聴講しました!

 

不正咬合の多くは、小さい頃の離乳の遅れや指しゃぶりなどの習癖など、後天的な要素が関係していることが多く、放置しておくと、形態的な不調和が良くなることはなく増悪する一方であることを改めて認識しました。

大きく分けて、筋機能訓練等で原因である悪習癖の除去を行って形態の改善を期待するアプローチと、今回学んでいる、顎顔面(主に上顎骨の成長促進)で形態改善を行った後、機能を付随させていくアプローチがあると認識できます。

 

形態改善は成長に合わせて行う必要があるため、期間が限られています。

特に上顎骨の成長スパートは下顎骨に先行して現れるため、小学校低学年までで行うのが理想です。

顎骨の形態改善を行った後の機能改善は、本来あるべき形態に回復することもあり、スムーズに行えることが多いようです。

いくつか注意するべき点はあるかと思いますが、とても有効で有益な治療法だと感じています。

特に、上顎骨の成長不全による咽頭部容積の狭小化で鼻閉等の問題が今の子どもたちには非常に多く感じます。酸素不足による集中力の低下など、全身に大きく影響する問題も抱えているため、お口の中にとどまらず気になることがあれば、一度お訪ねいただいても良いかもしれません。

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今回の講習会は年末まで続きますが、治療法をしっかり習熟して多くの患者様に役立てるようにしていきたいと思います。